網走漁業協同組合

西網走漁業協同組合


取組の趣旨

  網走は、オホーツク海のホタテ、サケ・マス漁業や沿岸湖沼で行われているワカサギ、シジミなどの内水面漁業などが盛んな全国でも有数の漁業のまちです。

ホタテは網走川が流入するオホーツク海沿岸で育まれ、ワカサギ、シジミは網走川の下流に位置する網走湖が主な漁場であり、網走川上流にあるふ化場で生まれたサケ・マスは4年間の長旅を経て産卵のために網走川に帰ってきます。

こ のように網走で漁業を営む私たちにとって、網走川は漁場ならびに再生産の場として非常に重要であり、持続的な漁業を営むために河川環境の保全や復元、土砂流入の防止などの働きかけをおこなってきましたが、河川環境の保全のためには上流と下流における共通認識が必要であるとの結論に達し、上流域で産業活動を行っている方々との協議を重ね、理解を深め、平成22年に「網走川流域での農業と漁業の持続的発展に向けた共同宣言」を締結しました。

このような取り組みをとおして、有機栽培や減農薬栽培を始めとした流域負荷低減を実践されている農業者や、負荷低減の取り組みを実践されている企業、生態系の維持保全をおこなっている団体など、たくさんの方々が網走川の環境保全に努めてくれていることを知りました。

 そこで、下流で漁業を営むものとして、網走川流域で環境をまもってくださっている方々に敬意と感謝の意をこめて「応援」をさせていただくために、「応援証」を贈呈し、その取組を広く周知すると共に支援させていただくことと致しました。

応援する基準


1)網走川流域にて産業活動等をおこなっており、その活動において流域への負荷低減を実践されていること。

 2)その取り組みや考えが「網走川流域での農業と漁業の持続的発展に向けた共同宣言」と合致していること。

         共同宣言

          1 山と川と海の繋がりの中で、自然と共存した持続可能な産業を目指します

          2 網走川流域の土と水を守り、より美味しく安全安心な食料生産に努めます

          3 網走川の自然環境を保全し改善し次の世代に引継ぎます
          4 流域環境保全に関する啓蒙普及に努め、連携の輪を拡げます
 3
)漁業協同組合とともに流域負荷低減策を積極的に推進し、取り組んでいく意志を持っていること。

応援部門


 応援証の贈呈は次の部門について行う。
 1)    農業部門
 2)    林業部門

 3)    加工・流通販売部門
 4)    流域環境保全活動部門
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